伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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<書評> 最後の一壜
著者:スタンリイ・エリン
出版社:早川書房(ハヤカワ・ミステリ)


エリン読むのは初めてです。
もっとガチガチの本格かと思ってました。
ミステリというより、オチのひねりの効いたちょっと粋な短編小説、て感じですね。うん、なかなかいい感じです。
お気に入りは「127番地の雪どけ」「警官アヴァカディアンの不正」「天国の片隅で」「内輪」あたり。
どれも事件がおきて、犯人が捕まって一件落着、という着地点ではないのが面白い。なるほど、こういう視点アリなんだな、と目からうろこでした。
うん、いいです。オススメ。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 00:04 | comments(8) | trackbacks(0) |