2005.05.24 Tuesday
PRIDE武士道其の七
いやはや、まだ興奮冷めやらぬ。
昨日友人にスカパー録画してもらった武士道を見終えたのだが、もう感動で涙が出そう。 DSE(PRIDEの運営会社)が一年かけて地味に蒔いていた中・軽量級世界最高峰という種が一気に花開いたかのような素晴らしい大会。 本戦、GP、武士道すべて含めても三本の指に入る「神の舞い降りた」興行だったのではないか。 中・軽量級を根付かせるために、これまでヘビー級選手を話題づくり的に投入してどうにかやってきた武士道に、ようやく五味や美濃輪という世界に通用する強さ、キャラをもった存在が浸透し始め、DSEはついに英断をくだした。 今回から完全に中・軽量級の大会に特化する、という方向性に。 賭けである。しかし、DSEは本気だ。 そのスタッフの本気っぷりがあふれかえった今回のあまりにすごすぎるラインナップ。 五味、長南、美濃輪、マッハの四天王揃い踏みに、なんとパンクラスフェザー級無敗の怪物・前田吉朗、さらにはついに修斗現役世界王者・川尻の登場! 海外勢の面子もただごとではなく、イーブス・エドワーズ、フィル・バローニ、ルイス・アゼレード、ジェンス・パルヴァーといったとにかく「本当に強い奴ら」をなりふりかまわず集めまくったという心配になるくらいヤケクソ的な凄さ。 さらに次回から参戦が発表されたZSTのエース・小谷直之、さらにはなんとヨアキム・ハンセンまで登場という世界中のマニアがこぞって日本に移住してくるんじゃないかという超豪華面子。 そしてそのスタッフのやる気に選手が見事に応え、名勝負続出! もうどの選手も、どっちが勝ったとか負けたとかはどうでもいいやというくらいの心に染みる闘いをしてくれました。嬉しくてホントに泣きそうになったよ。 そしてこれまで武士道、男祭り通じてPRIDE五戦五勝、すべて1RKOという五味に、まったく守りに入らせず、アゼレードなんていう強豪を容赦なくぶつけてくるのが今のDSEの本気の非情さ。 その五味がやってくれました。このとんでもない結末。凄すぎる! 今夜は興奮して眠れませんわ。 |