伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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<映画評> ハチミツとクローバー
監督:高田雅博
出演:櫻井翔/蒼井優/伊勢谷友介

くあーやられました。今年のベストです、いまんとこ。
原作は一度読んだだけでそれほど好きにはなれなかったんだけど、映画はまったく別個に素晴らしい完成度でした。
「さあ、ここで泣けえー!」と胸倉掴むような映画が多い中、さりげない演出でキャラの心中を推し量らせ、とにかく圧倒的なせつなさに涙させる。上手いよ、上手すぎるよ。
後半はもうずーっと涙流してました。青春やー。
久しぶりだなあこんな映画。「たそがれ清兵衛」以来かも。
キャスティングがあまりに見事。
脚本も、原作を無視するのでもなく、エピソードの羅列でもなく、とにかくすべてにおいて加減が上品なのです。
監督、CMやPVの人で、映画は初めてみたいですね。すごいです。
DVD出たら買うぞ。家で浸ってまた泣きじゃくるのだ(笑)。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 00:50 | comments(7) | trackbacks(29) |