2006.07.26 Wednesday
<映画評> ハチミツとクローバー
監督:高田雅博
出演:櫻井翔/蒼井優/伊勢谷友介 くあーやられました。今年のベストです、いまんとこ。 原作は一度読んだだけでそれほど好きにはなれなかったんだけど、映画はまったく別個に素晴らしい完成度でした。 「さあ、ここで泣けえー!」と胸倉掴むような映画が多い中、さりげない演出でキャラの心中を推し量らせ、とにかく圧倒的なせつなさに涙させる。上手いよ、上手すぎるよ。 後半はもうずーっと涙流してました。青春やー。 久しぶりだなあこんな映画。「たそがれ清兵衛」以来かも。 キャスティングがあまりに見事。 脚本も、原作を無視するのでもなく、エピソードの羅列でもなく、とにかくすべてにおいて加減が上品なのです。 監督、CMやPVの人で、映画は初めてみたいですね。すごいです。 DVD出たら買うぞ。家で浸ってまた泣きじゃくるのだ(笑)。 |