2005.12.03 Saturday
<書評> 最後の一壜
著者:スタンリイ・エリン
出版社:早川書房(ハヤカワ・ミステリ) エリン読むのは初めてです。 もっとガチガチの本格かと思ってました。 ミステリというより、オチのひねりの効いたちょっと粋な短編小説、て感じですね。うん、なかなかいい感じです。 お気に入りは「127番地の雪どけ」「警官アヴァカディアンの不正」「天国の片隅で」「内輪」あたり。 どれも事件がおきて、犯人が捕まって一件落着、という着地点ではないのが面白い。なるほど、こういう視点アリなんだな、と目からうろこでした。 うん、いいです。オススメ。 |