伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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最近見た映画
映画も更新してないなー。こっちもまとめていきます。


「悪魔の棲む家」(監督:アンドリュー・ダグラス)

昔のホラーのリメイク。オリジナルは未見ですが、わりとよく出来てました。正統派に怖い。
実話が元になっているそうですが、その実話とやらの怪しさは「トンデモ超常現象99の真相」(洋泉社)で懐疑的に指摘されています。というか、はっきりウソでしょう。


「フライトプラン」(監督:ロベルト・シュベンケ)

なんなんですか、この映画。
ストーリーの根幹部分にとてつもなくでかい穴があって、最後までそこは無視。
こんな欠陥脚本にGOサイン出せる神経がわからん。
ただし、ジョディは好き。


「博士の愛した数式」(監督:小泉堯史)

「80分しか記憶が持たない」という設定に対し根本的に誤解していたせいで、まったく話に入れなかった。俺のミスといえばそうだが、もう少し説明は要らなかったのか?
数学の説明メインの吉岡秀隆シーンも不要では。
演出は堅実。黒澤組らしい丁寧さに好感。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 00:39 | comments(7) | trackbacks(11) |
最近読んだ本
ちょこちょこ読んではいるけど、更新遅れてだんだんめんどくさくなってきたので簡潔に。

東雅夫・紀田順一郎編「日本怪奇小説傑作集2」(創元推理文庫)

ベストは奇想爆発の山田風太郎「人間華」。すばらしい。三島由紀夫「復讐」も好み。いいなーこのアンソロジー。


アヴラム・デイヴィッドスン「どんがらがん」(河出書房新社)

面白くなくもない、という感じのSF短編集。「だからどうした?」という話を「奇想」と美化されても。
表題作「どんがらがん」はちょっと好み。


と学会「トンデモ超常現象99の真相」(洋泉社文庫)

長らく版元品切れだった名著が文庫で復活。
何度読んでも楽しいです。「まず、本書を疑うことから始めよう」という非常にニュートラルな懐疑主義の呼びかけが潔い。


ブライアン・ラムレイ「タイタス・クロウの事件簿」(創元推理文庫)

マイミク夏来さんの翻訳作品。読むのが遅くなりました。
解説の朝松健さんも言われてましたが、各話のレベルに差がありすぎのような。
「名数秘法」とか事後の語り聞かせの形式にしちゃうと迫力半減な気がしたんですが。
SFやモダンホラーは好きだけどファンタジーは苦手なハカタとしてはこの作品の位置は微妙でした。
短編では少し物足りなかったので、「地を穿つ魔」も近々読ませていただきます。
文語調の翻訳とか難しそうですね。これからも頑張ってください。>夏来さん






| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 00:14 | comments(10) | trackbacks(6) |