伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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日記体制変更
ここのブログは、mixiと連動して運用していたのですが、まあさしたる意味もなく、今日から独立させることにしました。
要するに、mixi内でも別の日記を書きます、ということです。
ここではトピックのあったときに記す、という感じになっているので、mixiではその日あったことをダラダラと垂れ流すような日記にしようと思います。

mixiでは日記は「友人のみに公開」にしました。
マイミクは基本的に面識のある方にお願いしています。

ということで、ご報告。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 14:45 | comments(11) | trackbacks(167) |
最近読んだ本2
スーザン・A・クランシー「なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか」(ハヤカワ文庫NF)

アブダクションの、というかアブダクティーの心理を研究する学者によるノンフィクション。
どうも著者にこのテーマに関する熱意が感じられなくてあまり面白くない。特に目新しい視点もなし。


山田正紀「カオスコープ」(東京創元社)

御大にしていまだに新しさに挑戦し続ける山田正紀の最新作。
なかなか世界観が掴みづらいけど、見えてからは一気、というさすがSF畑のヒトの本。これはなかなか。
「ある映画にインスパイアされて書かれた」と書いてあったので、「ふふん、あれだな」と思って創元の編集さんに訊いたら、まるで違ってました。とほほ。


多田文明「ついていったらこうなった」(彩図社)

キャッチセールスや宗教勧誘、電話営業などに対する体当たり潜入レポート。
すごく面白そうなネタなのに、うーむ、つまらんなあ。
この人、ミョーに頼りなくて、向こうの言うことに納得しそうになったりして危なっかしい。
文章も練れてなくて突っ込みも甘い。


島田荘司「光る鶴」(光文社文庫)

ノベルス「吉敷竹史の肖像」に書き下ろし短編を加えての文庫。
最近島田荘司は狂ったように本を出していて、文庫化や全集にまで加筆や書き下ろしを加え、鬼神のごとき仕事量。
とはいえ、その荒さには少々疑問も。
この本の書き下ろし短編「電車最中」もそう。いくらなんでもこれはちょっと。
鹿児島の刑事が吉敷と旧交を温める、という話ならその部分だけでいいのに、めちゃめちゃ中途半端なミステリともいえないような奇妙な話にされ、ちょっと萎え。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 02:21 | comments(10) | trackbacks(0) |