伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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<書評> ヘッドハンター(上・下)
著者:マイケル・スレイド
出版社:東京創元社(創元推理文庫)


さあ、お気に入りスレイドです。絶版だったのですが、文春文庫が続編を出してくれたおかげで復刊されました。
スレイドが描き続けている「カナダ騎馬警察クロニクル」の一作目であり、デビュー作。
邦訳は二作目の「グール」が最初で、これはもうあまりのハイテンションと狂喜のどんでん返しで「スレイドって頭おかしいんじゃないか」と思われていたようですが(笑)、本来のデビュー作である本作は、いたってシリアスで地に足の着いたサイコキラーもの……で済むわけがないのが、なにしろスレイド(笑)。やっぱり頭おかしいです。
はっきり言ってクライマックスのどんでん返しは、いまだハカタにも意味不明。一応それらしい決着はついたものの、え?結局犯人は○○○でいいの?って感じでなんとも釈然としない。スレイドなら何でもありのハカタは十分に楽しみましたが。
ちなみにディクラーク警視はハカタ脳ではスコット・グレンでヴィジュアル変換されています。「羊たちの沈黙」でのクロフォード役の頃のイメージで。

さて、疑問を残したまま終わった「ヘッドハンター」にはなんと続編があるのでした。というわけで、いま新刊「斬首人の復讐」を読んでます。うへへへ。至福は続く。これでも疑問が解明されなかったら夏来さんに聞いてみます…。最近どんどん理解力が落ちてる気が。

| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 01:58 | comments(10) | trackbacks(1) |
<映画評> スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
監督:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガー/ヘイデン・クリステンセン/ナタリー・ポートマン


かなり徹底したアンチ・スターウォーズなハカタですが、一応今までのシリーズは見ています。今回もどうでもいいとは思っていましたが、タダ券があったのと、CGを見る目的で今更ながら行きました。
ははは、なんなんでしょうね、このつまらなさ。よくぞここまで陳腐な話にこんなに金かけられるもんです。
毎度申しますが、僕は映画においては脚本をかなり重要視します。このシリーズはとにかくそれがもうどれもこれも全部0点。お話になりません。
最後に生まれたアナキン(ダースベイダー)の双子の子供を、見つからないように別々に育てようとするのはいいけど、わざわざルークのほうは本人の叔父のところに預けられちゃう。そんな安直なとこじゃすぐに見つかるだろ!エピソード4に繋げるためにこうせざるを得なかったんでしょうが…。
まあいいや。
ヘイデン・クリステンセンは凄く色気のある悪役っぷりでよかったです。それだけかな。はい。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 01:33 | comments(9) | trackbacks(79) |