伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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<書評> 哲人アリストテレスの殺人推理
著者:マーガレット・ドゥーディ
出版社:講談社


タイトルどおり、古代ギリシャを舞台におきた殺人事件をアリストテレスが推理する本格ミステリです。以上!
……と終わりにしたいくらいそれだけの話です。
なんだか、古代ギリシャのディティールに深みがなくて、どうにも作者の本気度が見えない。原文がそうなのか知らないけど、翻訳も古代ギリシャでその言い回しはないだろ、と言いたくなる感じでもどかしい。例えて言えば、時代劇で「ラッキー!」とかいうセリフ使ったりするような。
年末ベストに向けて新刊をいろいろ読んでるところなんですが、国内も海外もいまだ本命不在。先日書いたように今年は映画もピンとくるのがなくて、やはり歳のせいなのかなあ。
いやだいやだ。

| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 00:57 | comments(8) | trackbacks(1) |