伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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ギャグ・・・のつもりか?
く、クロマティが
うははは、バカだ!
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 23:19 | comments(16) | trackbacks(11) |
<書評> ベルカ、吠えないのか?
著者:古川日出男
出版社:文藝春秋


な、なんなんだこの話は。
発端は第二次大戦下のアリューシャン列島に置き去りにされたイヌたち。
彼らを祖とする末裔たちのたどる運命から朝鮮戦争、ベトナム戦争、メキシコマフィア、アフガン戦争、ロシア崩壊など現代史を捉えなおす、壮大なイヌ・クロニクル。もちろんイヌ紀元年は1957年、スプートニク二号にライカ犬が乗り込んだ年だ(笑)。
いやー変な話思いつくもんです。この発想力には脱帽します。
文章もなんというか、イヌに語りかけるような文体が時折妙な逸脱を見せて不思議な感覚を味わわせてくれる。
若干ついていけないところもあったのですが、そのイマジネーションと文体に強烈な吸引力がありました。
いや、凄いです。としかいえんな、この本。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 00:54 | comments(18) | trackbacks(1) |