伯方雪日の罵詈淘奴日記

著者：山田正紀
出版社：徳間書店

ようやく読み終えました。労作です。
基本的に、若さの勢いで突っ走った前作の感覚的な主張に対し、ＳＦとしてのある程度のリアリティを与えるバックボーンの積み重ねに主眼を置いたような感じ。
最先端のブレインサイエンスの知識を駆使して、脳が記憶や感覚をつかさどる装置ではなく、実は編集装置でしかないという理論を展開します。
つまり、メタ的な脳が存在する、それこそが＜神＞なのか…。
非常に面白い発想です。説明過多になって物語としての面白さが犠牲にされてしまった感がありますが、十分読み応えがありました。

それにしてもなんで「リップスティック」なんだろう。ここだけどうにも浮いているような気がするんですが。

他にも、あらゆるものがおっぱいに見えてしまう「巨乳症候群」、飲むと絶対に勃たない「インポグラ」など自由奔放でかつシニカルな短編ばかり。

本作でも「ん？」と思うところもあるにはあったが、話作りにおけるトップダウンとボトムアップの兼ね合いが絶妙。
拍手拍手。

サンプル自体が古くなったというより、最初からまずげに作ってあるとしか思えん。

横浜デートスポット

なお、テレビＣＭでは「餃子一日百万個」などと謳っていますが、計算してみると、一日一店舗あたり平均約３４８人前（王将ＨＰによると店舗数は４７８。一皿６個です）うーん、それはちょっと多いような気がするな（笑）。

わからないが、幻想的な謎と合理的な解決、という意味では確かに本格か。絵柄はあまり好きではないです。

わからないが、幻想的な謎と合理的な解決、という意味では確かに本格か。絵柄はあまり好きではないです。

タオルの特徴のロゴが大胆にゴルフバッグのあなたの人生におけるあらゆるゴルフ

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サンプル自体が古くなったというより、最初からまずげに作ってあるとしか思えん。

サンプル自体が古くなったというより、最初からまずげに作ってあるとしか思えん。

あれよあれよという間に、ピットとアル（いいキャスト！）はニジェール川でボート・チェイス！　そして砂漠で置き去りにされた二人は飛行機の残骸を砂漠を突っ走るヨットに改造！　さらには１５０年前の大砲でヘリを撃墜！

サンプル自体が古くなったというより、最初からまずげに作ってあるとしか思えん

嬉しくなりました。

うむむ、いやあおもしろかった！

ノンフィクションごちゃ混ぜです。

これからが実に気になる作家です。

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