伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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ミステリ・フロンティアのフェア用POP。我ながらテキトーすぎないか?
ああ、いま美濃輪の「お前ら、プロレス好きか?」のセリフをもじって入れればよかったと思った。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 作家活動 | 01:06 | comments(6) | trackbacks(3) |
<映画評> 運命じゃない人
監督:内田けんじ
出演:中村靖日/霧島れいか/山中聡/山下規介


まったく知らなかったんですが、なんか面白いという噂を聞いたので見に行ってきました。
うーん、まあまあかな。
PFF(ぴあフィルムフェスティバル)で入賞した監督がスカラシップ受けて撮った初の商業作品ということで、なるほど、全体的に詰めの甘い、自主映画というかアマチュア臭がしています。
僕はプロフェッショナルな仕事に快感を感じる体質なので、通常この手のものは苦手なのですが、思ったより面白く見れたのは、とにかく脚本に地力があったからでしょう。凄くよく練られていました。
あとキャストが知らない人ばっかりで地味。そこも自主映画っぽいですね。主人公(?)は巨人の桑田に見えて困りました。
もう少し破天荒な爆発力があればめっちゃおもろい傑作になったと思います。惜しいです。何様だ俺。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 00:46 | comments(3) | trackbacks(1) |
<書評> クドリャフカの順番
著者:米澤穂信
出版社:角川書店


よく知らずに読んだのですが、シリーズ三作目だったんですね。しまった。
まあしかし特に障害もないようだし、読みやすかったのでそのままするっと読み終えました。
文化祭の三日間に各クラブで起こる奇怪な盗難事件。主人公の高校生四人組の視点が順番に入れ替わり、手がかりが集まっていって事件の真相が判明、というオーソドックスな学園青春ミステリです(実も蓋もない書き方)。
この著者、ライトノベル出身のようで(それもよく知らなかった。要するに何にもわかってない)、実はいわゆるラノベってまったく読んだことがなく、まあでもだからといって別に関係ないので素直に読んだら素直によかったです。キャラ立ての仕方なんかにやっぱり特徴ありますね。
でも僕はいわゆる日常系の人が死なないミステリは少し苦手なのでべた褒めするほどではなかったのですが。うん。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 00:19 | comments(7) | trackbacks(0) |
久々のハカタVOW


かまどや…弁当屋のプライドを持ってくれよ。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | ハカタVOW | 00:21 | comments(3) | trackbacks(0) |
K−1落日
K−1…もうなんにも面白いところがなかったね。惰性で見てるけど、もう限界かも(MAX除く)。
メインの技術なしのデカイ子供の喧嘩などもう見てられません。サップてなんであんなにスタミナないの?1ラウンドでヘロヘロやったやん。
唯一技術戦を楽しめそうだったガオグライ―セフォーは大幅カットやし。しかもあんな上から押さえただけでダウンなんてなんちゅうレフェリング。かわいそうなガオグライ。しかし78キロであれだけ100キロオーバーの相手と互角に戦えるのは凄い。神のディフェンス技術です。てかよく言われる「日本人がGPで勝てないのは欧米人と体格が違うから…」てな言い訳はもはや通じないことを証明したね。うん、もう証明したからガオグライは本来のウェイトで闘ってください。もう十分です。ちょっと減量すればもうMAX出れるやん。

まあ、それより、明後日はついに武士道GP開幕。いつものようにスカパー録ってもらって翌日観戦予定です。でも14試合は多すぎるぞ!
富士山特訓で高山病にかかったリアルバカ・美濃輪は大丈夫なのか?
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 00:16 | comments(7) | trackbacks(3) |
<書評> 扉は閉ざされたまま
著者:石持浅海
出版社:祥伝社(ノン・ノベル)


大学時代の仲間が久しぶりにとあるペンションに集まり、主人公はそこで仲間の一人を殺害、部屋を密室化するというシーンから幕を開ける。
犯人は最初から判明しているといういわゆる倒叙もの。
綿密に計算して殺人を行う犯人のクールさと、冷静に状況を把握しながら推理していく探偵役の女性のクールさ、作品の根幹を成立させているこの二つの「クール」の微妙な書き分けが素晴らしく、スタイリッシュな表紙も含めてトータルデザインが非常にエレガントに、かつシンプルに決まっている佳作。
いや、これはいいぞ。過剰な意匠を剥ぎ取った素の『本格』っぷりが快感でした。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 00:05 | comments(7) | trackbacks(1) |
<書評> モーダルな事象 桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活
著者:奥泉光
出版社:文藝春秋(本格ミステリマスターズ)


僕は奥泉光とは今ひとつ合わない部分があったんですが、今回はピッタリ来ました。ジャストです。フィットです。
上手い。本当に上手い。そもそもミステリというジャンルへの懐疑意識の豊富な人でしたが、懐疑意識自体をエンターテインメントとして取り込んでまさに見事な仕上がり。
登場人物にメタ的な探偵である意識を背負わせつつ、混乱させずにわかりやすいエンターテインメントになっている最大の理由は、とにかく文章が素晴らしく面白い、ということに尽きる。
いわゆる流麗な美文とは違うのだが、一文が長いのに、論旨が明快で、ユーモアに溢れていてわかりやすい。これはハカタ的には高島俊男に次ぐ名文家ですね。いいなあ。
プロット的にも、たとえば話の骨子としては、駄洒落大辞典を編纂した春狂亭猫介などは不要と思われるのだが、同じ駄洒落を執拗に登場させ、最後にはもはやそれなしでは成立しないようなパーツへと錯覚させる。なんなんだろう、この感覚。すべて計算のうえなら本当に頭のいい人ですね。そしてこれは絶対計算してやってるんでしょう。
参りました。今年のベスト級です。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 22:45 | comments(7) | trackbacks(0) |
<映画評> 蝉しぐれ
監督:黒土三男
出演:市川染五郎/木村佳乃/今田耕司/ふかわりょう/緒形拳


試写会です。
一年以上前からセットを組んで四季折々の撮影を始めていた、という話を聞いていて、「おお、気合い入ってんなあ」とわりと期待していたんですが、ダメでしたね(キッパリ)。
いや、気合入ってたのはまさにその風景の切り取りだけ、という感じ。ドラマにメリハリがなくて平板。そもそも主役の少年時代を別の人が演じているのですが、このパートが長い!なんと一時間近く染五郎になりません。しかもこの少年役(子供じゃなくて青年。知らん人)が異常に下手糞で、激しく感情移入を阻害するので、とにかくつらい。
成年してからも、親友二人(今田、ふかわ)のコメディリリーフっぷりが中途半端で、この程度ならちゃんとした役者を使わないと、全体の品を下げるだけです。今田とふかわがかわいそう。
ああ、あと「〜でがんすぅ」という方言がまるでなくて、まったく普通の標準語だったのも興を殺がれました。
唯一おおっと思ったのが殺陣シーン。ここだけかっこよかった。
まあ僕の場合どうしても希代の名作「たそがれ清兵衛」と比較してしまうので辛口になっちゃうのですが、それにしても残念な出来でした。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 10:48 | comments(3) | trackbacks(22) |
たまにはフツーの日記風にいろいろと
今日は田中芳樹氏の「アルスラーン戦記」六年ぶりの書き下ろし刊行記念ということで、光文社主催で関西の書店員が集まってのパーティーでした。
田中氏とはほとんどお話できませんでしたが(いい人だー)、同じ事務所所属ということで芦辺拓さんがいらしてたので、長編のプロット作りなど、いろいろためになるお話を伺いました(若干やばい話も)。
ということで、事実上伯方初の長編のプロット作りが大詰めに来てます。てかこんなんでいいんでしょうか、という感じ。わかんねーです。

あ、選挙は不在者投票で済ませてます。うーん、こんなに自民党圧勝するか。小泉のどこがいいのかね。怖いよ、あの人。

話は変わって、今日はビッグマウスラウドの旗揚げ戦だったのですね。前田が来場を予告していた「来年からの中心人物」とは噂どおり船木だったようです。もうプロレスはいいや、と思いつつも前田と船木が絡むとなると目が離せないのはU世代の性。船木対ハンとか見たいなー。

前田絡みですが、先日のHERO’S、なかなか面白かったですね。須藤の芸術的ムーブは素晴らしいです。なんで前田はあんなに批判してるんだろ。最高に上手い展開やん。しかしやはり寝技中心の試合は、相変わらず見ていて自分(格闘技経験ゼロ)でも勝てると思ってしまうのであった(笑)。だって解説がなんか言う前に次何しようとしてるのかわかるんですよ。俺のほうがセンスあるな、と。何言ってんですかね。
決勝戦は大晦日の大阪ドームか・・・。行こうかなあ。

九月いっぱいで「ヘビメタさん」が終了してしまうようです。最初は衝撃で「このまま終わらせたくない!」と思って各所で展開されている存続署名運動などに参加しようと思ってましたが、最近は落ち着いて静観しています。終わるタイミングとしていい区切りだと思います。うん。先日の八代亜紀がゲストに来てメタルアレンジされた自曲を熱唱するあたりがピークでした。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 00:25 | comments(8) | trackbacks(9) |
<書評> 女王様と私
著者:歌野晶午
出版社:角川書店


ダメオタクが出会った女王様との目くるめくSM体験ミステリ!というような噂を聞いていたのですが、だいぶ違いました(笑)。
えーと、なんというのか説明不可能な変なお話です。なに言ってもネタバレになっちゃいそうな。
「葉桜の季節に君を想うということ」の歌野、という見方をされていると思いますが、もともと本格ミステリというカテゴリに対する懐疑意識の豊富な人で、「世界の終わり、あるいは始まり」といったかなり先鋭的な実験作もあり、本書は若干そこからスタンダードなミステリ寄りに仕上げた感じでしょうか。
このひねくれ具合、紛れもなく「歌野晶午」です。面白かった。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 23:42 | comments(7) | trackbacks(1) |
<書評> グール(上・下)
著者:マイケル・スレイド
出版社:東京創元社(創元推理文庫)


一部の好事家を熱狂させたもののあっさりと在庫切れ入手不可能と化した初期三部作「グール」「ヘッドハンター」「カットスロート」(この段階では伯方も読んでませんでした)。
その後シリーズ第二期が文春文庫で邦訳され、伯方はその二作「髑髏島の惨劇」「暗黒大陸の悪霊」でそのバカミスっぷりに見事ノックアウトされました。
当時の感想は旧サイトのここここに。
で、そっちでまた盛り上がってきたために昨年創元さんも「グール」を復刊! さらに二年ぶりに新作「斬首人の復讐」が刊行され、近日「ヘッドハンター」も復刊予定と、なかなか(相変わらず一部ですが)フィーバーしてます。
前振り長くてすみません。というわけで気分を盛り上げようと「グール」を読みました。
いやあーすっげえ(笑)!元祖ヘヴィメタル・スプラッター・本格ミステリ(元祖もなにもこんなんこいつだけか)。
ロンドンに跋扈する「吸血殺人鬼」「連続爆殺魔」「下水道殺人鬼」、海を隔てたカナダでも猟奇殺人。犯人が何人いるのかすらわからないぶっ飛び具合、クライマックスのアクロバット炸裂の強引な着地。合間を埋めるヘヴィメタルの轟音。もうサイコー!
ああ、早く「斬首人」を読みたいのだが、解説によると「ヘッドハンター」を読んでおいたほうがいいようなのでその復刊を待っているところです(10日発売予定)。いやー楽しみです。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 11:11 | comments(7) | trackbacks(0) |
<映画評> ランド・オブ・ザ・デッド
監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:サイモン・ベイカー/アーシア・アルジェント/ロバート・ジョイ/デニス・ホッパー


ロメロのいわゆる「ゾンビ三部作」を見たのは相当昔で、ほぼ忘却のかなたです。
最近ゾンビが流行なので「よっしゃ俺も久しぶりに」と思ったのか、前から準備していたのに先を越されたのかは知りませんが、元祖ゾンビメイカーによる新作。
えっと、結論から言うと、まったく怖くないんですよ、これが。
なんでだろうなあ、と思うに、やはり感情、思考能力を持つニュータイプゾンビの描写が裏目に出たんじゃないでしょうか。
やっぱあれは何にも考えずにただただ襲ってくるから怖いわけで。
ゾンビと共存する終末世界の描写も、なんか見たことあるような光景ばっかりでノレません。
うーん、ちょっと期待はずれ。
「ゾンビは花火に見とれる」という設定だけ、若干ツボでした(笑)。この設定って以前からありましたっけ?
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 19:28 | comments(3) | trackbacks(0) |