伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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レム死去
スタニスワフ・レム氏が亡くなったそうです。84歳。
「ソラリス」しか読んだことなくてあまり思い入れもないのですが、なんだかあまりニュースになっていないのがちょっと寂しい気が。
高校生当時意味がよくわからなかったのでこれを機に再読もいいかも。
合掌。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 07:56 | comments(5) | trackbacks(4) |
オーケンのほほん学校京都編
京都磔磔でのオーケントークイベント「のほほん学校」に行ってきました。
ゲストは掟ポルシェ(意外と背低い)と吉田豪(やはり顔でかい)。こ、濃いぜ。
トークテーマは「いい年して怒られちゃった話」。いや、べつにこう決まってなかったけど、そんな話が多かったです。
藤岡弘、に怒られたオーケン、岡本夏生にぼろくそ怒られたポルシェと吉田。などの話が続き、人が怒っている映像特集へ。
オーケン持参の、ライブ中に客と口喧嘩始めておもむろに懐から取り出したメリケンサックをはめる中島らものビデオとか(「いま執行猶予中なんや」の一言で拳を収める)、こっちは吉田豪持参の、シューティング時代の合宿中に練習生に対してめちゃくちゃにブチ切れて暴力をふるう佐山サトルとか、俺もネットで見たことのあるリングス時代の坂田(小池栄子の彼氏)に対して前田日明が凄惨な暴行を行う現場とか、昨年大晦日ダイナマイト、中尾芳弘が睨み合い時に勢い余ってヒーリングにチュウしてしまって怒ったヒーリングに試合前にノックアウト負け映像とか、ドン引き映像特集といった感じでいろいろ見れて楽しいひと時でした。
他は徹子の部屋でまったくかみ合わない徹子と猪木の理不尽トークとか小説書き出す前のタレント催眠術師時代の松岡圭祐映像とか(「あなたは猫になーる、はい、ネズミを追いかけるー」とか言ってたのに、急に「はい、工藤静香になる!」とか言い出すのが爆笑)。
満腹になりました。いいなーこのゆるい磁場。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 00:02 | comments(8) | trackbacks(9) |
トラウマ本教えて!
いま勤めている書店では、文庫を担当しています。
で、文庫担当者の持ち回りで毎月フェアをしているんですが、四月が僕の番なのです。
いろいろ考えたのですが(というほど考えてない)、「子どもに見せるな! トラウマ本フェア」というのにしようかと。
読んで人生が嫌になった本、怖くて二度と読めない本、アホすぎて捨ててしまいたくなった本、衝撃的すぎる結末の本などなどを集めようと思ってます。
ついては、皆さんのそういうトラウマ本を教えていただきたいのです。三月二十日ごろには注文を始めるので、出来れば早いうちに。
現在文庫で入手可能な本ならなお嬉しいです(あくまで文庫のフェアなので)。
現在入手不可能、あるいは文庫じゃなくても、それはそれで人のトラウマ本て面白そうなので教えてください(笑)。マンガも可です。

僕自身がいま考えているのは、「アシュラ」(←これの文庫復刊で思いついたフェアです。そもそも)「デビルマン」、日野日出志のどれか、乱歩の「芋虫」他、麻耶雄嵩「夏と冬の奏鳴曲」などです。参考までに。

コメント欄に書いていただくか、(アドレスご存知の方は)直接僕宛にメールして下さってもけっこうです。
ぜひともご協力お願いします!
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 22:55 | comments(34) | trackbacks(23) |
ROCK FUJIYAMA !!
関係者ブログにて正式発表されました。
「ヘビメタさん」とほぼ同スタッフ、同キャストによる新番組、
事実上「ヘビメタさん2」である「ROCK FUJIYAMA」が4/3よりスタートします!

いやーついに来たなあ。
もともとスクウェアエニックス一社の提供で、「ヘビーメタルサンダー」てゲーム発売までの宣伝番組だったのに、そのバツグンにゆるい面白さでメタルファンの心を掴み、復活署名運動まで起こった伝説の番組。
復活DEATH!
ていうか、アメリカの放送局から発信て、それ日本で見れるの?
日付まで書いてんだからもう少し具体的に書けよ、ヴィンセントさん。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 09:14 | comments(5) | trackbacks(12) |
武士道カードとアンチオリンピック
次回のPRIDE武士道、ついに近藤が本来のウェイトたるウェルター級で登場! 相手はフィル・バローニ! いやあーこりゃ楽しみ。
他にも、
五味対マーカス・アウレリオ
今成対ジェンス・パルヴァー
ヨアキム・ハンセン対ルイス・アゼレード
と渋いカード続出。たまらん!
しかし一番の見所はやはり三崎対ダン・ヘンダーソン!
むうー、この興奮、冬季五輪なんか目じゃないね。

冬季五輪といえば、今日たまたま森博嗣の日記シリーズ(明らかに小説より面白い)を読み返していて、1998年の二月に、

朝、テレビがついていて、何かで金メダルとかって騒いでいました。そんなに意外な人が金メダルを取るってことは、つまり、評価方法としてオリンピックは適当でない、ということでしょうか(笑)。

という記述があって笑ってしまいました。素晴らしい考察。
僕がなぜオリンピックを楽しめない、というか嫌いなのかは自分でも分析しきれていませんが、先日友人と激論してかなり解明されてきました。
だからどうということもないですが。
すみません、まだ風邪で朦朧としてる(大げさ)。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 14:14 | comments(14) | trackbacks(14) |
最近読んだ本
絶賛風邪引き中。まとめていきます。


池田清彦「環境問題のウソ」(ちくまプリマー新書)

本当にCO2は増えているのか、はっきりとデータをそろえて京都議定書の無意味さをケチョンケチョンにけなし、ダイオキシンが本当に危険かどうかを説得力バツグンに斬りまくる。
いやあ面白い。あいて言い過ぎているようなところもあるが、アンチ環境派としてはこれくらいのカウンターパンチのほうが有効だろう。
理路整然たる頑固ジジイ。俺の理想。


森達也/森巣博「ご臨終メディア」(集英社新書)

核のないまま巨大化してしまった日本のメディアの問題点をぶった斬る対談集。
基本的に森巣が極端な暴論的正論を吐いて、森がフォローの補足解説、という感じで、読みやすく面白い。
ただ、(特にテレビ)メディアの未来に対してはどんどん暗澹となる気分にさせられる。


鴻巣友季子「明治大正翻訳ワンダーランド」(新潮新書)

タイトルどおり、日本の翻訳黎明期のいろいろあったエピソードをいろいろ紹介。
妙に軽いエッセイ調のノリで、あまり肌に合わず。
「フランダースの犬」でパトラッシュが「斑(ぶち)」、ネロが「清」とかなってるのに笑った。ぶちて。名前変えんなよ。


相変わらず読書ペースがた落ち中。
新作長編は現在250枚超。なんとか春中には形にしたいところです。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 03:48 | comments(6) | trackbacks(27) |
<映画評> 力道山
監督:ソン・ヘソン
主演:ソル・ギョング/中谷美紀/藤竜也/萩原聖人


試写会です。
なんにも告知なかったのに、いきなり主演のソル・ギョングの舞台挨拶があってびっくりしました。しかもなぜか琴欧州まで登場。ふはは、でけえ!!
映画の感想を端的に言うと、「肝心なところ以外は凄くいい映画」というもどかしさ満開の感じですね。
肝心なところというのは、つまりソル・ギョングの力道山が普通の兄ちゃんにしか見えん!てのが第一。
この役のために30キロ近く増量したとか言ってたけど、ぜんぜんまだまだ迫力不足。服着ると異常なほど普通人。
第二に、やはり日本語知らない人の日本語セリフはきつい、という点。在日一世であることを隠し続けた力道山だが、やはり聞いてすぐにわかるようなアクセントじゃまずいでしょ。
ていうか丸暗記のセリフでは、どうしても言葉の魂が感じられず残念でした。
その他はかなりいい映画。美術、脚本、撮影が基本に則ってしっかりしている。
倍達やグレート東郷は出るのか、とか若き日の猪木と馬場は、とか興味深く見てましたが、その辺は端折られてました。
鬼の柔道家、木村政彦(なぜか役名は井村)役の船木誠勝は、昭和らしからぬハイブリッドボディで違和感ありありでしたが、武藤や故・橋本らプロレスラーのいい演技も見もの。
あ、エリオ・グレイシーと闘ったことのある木村政彦役を、エリオの息子ヒクソンと闘って引退した船木が演じるのも因縁でしたね(マニアネタ)。
格闘技好きを差し引いても、なかなかの映画だったと思います。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 22:21 | comments(2) | trackbacks(91) |