伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
CALENDER
<< January 2006 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+RECENT TRACKBACK
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+LINKS
+PROFILE
+OTHERS
「ボビーさん大暴れ 元秘書ムルアカさんら制止」
今日のニュースです

うははは、ムルアカが制止ってのが面白い。
たしか空手やってたよなこの人。
これで今年の大晦日のカードがひとつ決まったな。
ってほんとにそのアングルじゃなかろうな。
ま、どうでもいいや。わはは。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 23:00 | comments(8) | trackbacks(5) |
<映画評> 東京ゾンビ
監督:佐藤佐吉
出演:浅野忠信/哀川翔/奥田恵梨華/古田新太

いやあ、まさかこれが映画化とはね。しかもこの二人が浅野忠信と哀川翔って。
死体まで捨てられる東京の無法ゴミ捨て場、通称「黒富士」からゾンビが出現! 日々ブラジリアン柔術の練習に明け暮れるフジオとミツオにもその魔手が。
時は流れ数年後、奴隷とゾンビを闘わせる「ゾンビファイト」で活躍するフジオの前に現れたのは、ゾンビと化したミツオだった…。
という話は面白く、ものすげえマニアックな柔術の動きとかもよかったんですが、どうも今ひとつテンポがよくない。
原作のあののほほんとした感じを実写で再現するのは相当難しかったのだろうけど、なんかもどかしかったです。短編でシュパッとやれちゃう話じゃないかな。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 12:33 | comments(7) | trackbacks(4) |
<映画評> 七人のマッハ!!!!!
監督:バンナー・リットグライ
出演:ダン・チューポン/ゲーサリン・エータワッタクン/ピヤポン・ピウオン

うはははは、幸先いいぜ! 今年一発目に見た映画がこんなに面白いとは!!
2004年度ハカタベスト映画部門第二位をゲットした伝説のムエタイアクション映画「マッハ!!!!」の続編かと思いきや、まるで関係のない話!
でも実は監督は「マッハ!!!!」のアクション監督を務めた男で、プロデューサーが「マッハ!!!!」の監督。ややこしいな。
タイの辺境の貧しい村をボランティアで訪れたスポーツ選手たち。そこになぜかテロリスト集団が! 虐殺される老人! 子ども!!
テロリストの目的は、逮捕された麻薬王の釈放。人質となったスポーツ選手たちは、己の誇りをかけて、得意なスポーツを武器にテロリストに立ち向かう! がははは!!
いやあ、素晴らしい。なにが素晴らしいってまず第一に、七人というのが誰と誰をさしているのかよくわからないこと
あれ?村人代表で闘ってるこのチンピラは入るのかなあ? など、確認する暇もないくらい全員暴れまわってます。
サッカー男は、50メートルは先のやぐらからマシンガン乱射するテロリストに向かってボールをキック!!見事頭に命中、テロリスト落下して死亡!
セパタクロー男はテロリストの投げた手榴弾を見事空中キックで蹴り返す! テロリスト爆死!
器械体操男は赤ん坊を背負いながら空中回転、ウルトラCを決めながら弾丸を避ける!
なぜか村人たちも感化されたのか大活躍。敵から奪ったマシンガンを乱射する爺さん、弾切れでどうするかと思ったら「ウオオーー!」と拳握りしめ、テロリストに肉弾戦! ムエタイ技駆使してめっちゃ強い!! ええ? 爺さんムエタイやってたとかの伏線なんもなかったやん! あー笑った笑った。涙でましたわ。
アクションの凄まじさも「マッハ!!!!」並み。十人単位で撮影中に死人が出てるんじゃないかと思わせます。たまたま死ななかったシーンをOKテイクにしてるんじゃないかとか。
いやあ、満足。「トムヤムクン!!!」早く見てえー!
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 12:04 | comments(4) | trackbacks(7) |
尻穴トムヤムクン
この映画、わりと面白そうなんだけど、いくらなんでもこのタイトルそのまんま邦題はマヌケじゃないですか。
しかもキャッチコピーが「世界で最も恐ろしいタブー、解禁」て。尻穴…。タブゥ〜!

ところで、先日「七人のマッハ!!!」を観てきました。感想はまた後ほどに。そのときあの予告編が流れたのですよ! そう、「マッハ!!!」のトニー・ジャー主演最新作「トムヤムクン」!!!
うおおーー!! 劇場で一人狂喜してました。断片映像だけでしたが、これまたとんでもなく凄いアクションみたいで超期待です。思わず帰ってもう一度「マッハ!!!」を見てしまいました(笑)。
ちなみに「七人のマッハ!!!」は「マッハ!!!」とはなんの関係もありません。共通項はタイの無茶なアクション映画というだけです。びっくりマーク多いな、この文章!
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 20:21 | comments(10) | trackbacks(3) |
ポン・ジュノ新作
傑作「殺人の追憶」のポン・ジュノ監督、待望の新作を製作中だそうです。
タイトルは「怪物」。詳細は不明ですが、どうもここを見る限りSFかホラーっぽい。
えっ!? 特撮を担当するのがWeta!!?
こ、これは凄そうだぞ(Wetaはピーター・ジャクソンが「ロード・オブ・ザ・リング」を作るために立ち上げた特撮工房。「キング・コング」もここ)。
めちゃくちゃ期待です。今年中に公開されるなら、今からまさに今年のハカタベスト大本命(気が早い)。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 00:54 | comments(4) | trackbacks(6) |
本ミス大賞とかインポケとか
明日が本格ミステリ大賞の候補作推薦アンケート締切日だったので、今メールで投票しました。来年はぜひとも(可能性だけでも)選ばれる側に回りたいもんです。ま、俺次第。

講談社の文庫サイズの月刊誌「IN POCKET」の今月号に短文を寄せています。これは本屋としての仕事。
こういうのって「いついつまでにお願いします」と言われるだけで、条件面の提示は一切ないんですよ。そういうのってちょっと失礼ですよね。
ギャラがないならないでもいいんですが、事前にちゃんと言ってくれよ。
いまだにこの仕事でなんかもらえるのかわかりません(実物すら送られてきていないぞ)。だから正直少し手抜きしてます。

さて、今日はお休み。引きこもって小説書きです。連作ではない、事実上初の長編なので悪戦苦闘しています。まだまだ先は長い。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 作家活動 | 11:57 | comments(4) | trackbacks(47) |
<書評> 包帯クラブ
著者:天童荒太
出版社:筑摩書房


「永遠の仔」以来七年ぶりの天童荒太の書き下ろし。
ゲラで読ませていただく機会を得ました。
「人の心の傷」に対し常に自身の思いを過剰なまでに作品に注ぎ込んでしまう彼ならではの、まさにリアルタイムな天童荒太がここにある。
「家族狩り」→「永遠の仔」→全面改稿文庫版「家族狩り」→本書、という流れを俯瞰すると、ああ、こういうのを書かねばならなかったんだな、というのが実に納得できる。そんなお話です。
「傷」を描くための殺伐とした描写、設定というのは今回ほとんどありません。フレームを小さくして、身近な悩みに対し優しく思考する、静かな佳品です。
同じような話はいろんな人が書いてるかもしれませんが、「天童荒太の歴史」が確かに刻み込まれているからこそ、この本のせつなさと優しさが際立つのでしょう。
面白かったです。

それにしてもなんでこれがちくまプリマー新書で出るの?
まあいいか。二月に発売予定です。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 07:11 | comments(6) | trackbacks(3) |
<書評> デカルトの密室
著者:瀬名秀明
出版社:新潮社


面白かった。
タイトルからして密室殺人ミステリと思いきや、かなり形而上的問題を含んだSFでした。
人はなぜ意識をひとつしか持てないのか?
そう考える意識は自分と不可分なのか?
「ロボット」をモチーフに、デカルトの根本思想「我思う、ゆえに我あり」に対する、「意識」というものへのまったく新しい概念の提示。
ハードSF的手法でディティールを積み重ねながら、物語を破天荒に拡散させるのが瀬名作品のキモ。そういう意味ではラストの爆発が少し足りなかったかな、とも思いますが、このテーマでエンターテインメントできるというのは素晴らしい筆力だと思います。
常に「学者」としての視点と「物語作家」としての視点がギリギリでせめぎあっているのが魅力です。
オススメ。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 06:57 | comments(6) | trackbacks(2) |
2005年度ハカタベスト発表!(映画編)
映画のほうの昨年ベストも公開。
リンクがないところは旧サイト内に感想があるんですが、リンク張るのが面倒で。すみません。
こっちも本と同様あまり順位間の差はないです。その日の気分で入れ替わる感じ(これまた一位は突出ですが)。

1位「キング・コング」ピーター・ジャクソン
2位「香港国際警察 NEW POLICE STORY」ベニー・チャン
3位「亡国のイージス」阪本順治
4位「魁!クロマティ高校」山口雄大
5位「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」ブレック・アイズナー
6位「インファナル・アフェア3 終極無間」アンドリュー・ラウ/アラン・マック
7位「親切なクムジャさん」パク・チャヌク
8位「レイクサイド・マーダーケース」青山真治
9位「アビエイター」マーティン・スコセッシ
10位「真夜中の弥次さん喜多さん」宮藤官九郎
11位「ミリオンダラー・ベイビー」クリント・イーストウッド
12位「宇宙戦争」スティーヴン・スピルバーグ
13位「運命じゃない人」内田けんじ
14位「男たちの大和」佐藤純彌
15位「メゾン・ド・ヒミコ」犬童一心
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 15:41 | comments(87) | trackbacks(2) |
2005年度ハカタベスト発表!(書籍編)
遅まきながら昨年読んだ本のベストを公開。例年フィクションとノンフィクションに分けていましたが、もう今年は統合します。例年よりは順位間の差はあまりないです(一位だけ突出)。昨年発行された本の中から選びました。

1位「ディアスポラ」グレッグ・イーガン(早川書房)
2位「モーダルな事象」奥泉光(文藝春秋)
3位「花まんま」朱川湊人(文藝春秋)
4位「ベルカ、吠えないのか?」古川日出男(文藝春秋)
5位「人類の月面着陸はあったんだ論」山本弘他(楽工社)
6位「震度0」横山秀夫(朝日新聞社)
7位「扉は閉ざされたまま」石持浅海(祥伝社)
8位「百番目の男」ジャック・カーリイ(文藝春秋)
9位「悪役レスラーは笑う」森達也(岩波書店)
10位「斬首人の復讐」マイケル・スレイド(文藝春秋)
11位「雨の午後の降霊会」マーク・マクシェーン(東京創元社)
12位「オルタード・カーボン」リチャード・モーガン(アスペクト)
13位「摩天楼の怪人」島田荘司(東京創元社)
14位「最後の一壜」スタンリイ・エリン(早川書房)
15位「サルバドールの復活(上・下)」ジェレミー・ドロンフィールド(東京創元社)


こんな感じです。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 00:31 | comments(4) | trackbacks(4) |
徒然なる駄文(この時間が要らないんじゃないか?)
さて、一月八日現在、今のところ今年まだ一度も外食をしていません。
ちょっと節約しないとなあ、と思って漠然と自炊していたらなんとなく続いてました。職場にも自作の弁当持参。
しかし明日は出なければならない飲み会があるのでその記録もストップ。

まあ、今年はストイックに、が抱負なのでこれからも出来るだけ無意味な飲み会や遊びは控えます。要するにお金を貯めたいわけなんですが。
で、夜は地道に小説を書いていますが、我ながら嫌になるほどペースが遅い。まあしかし好きでやってることなんで、嫌なら辞めろっちゅー話ですわ。辞める気はないんで嫌というわけではないんですね。たまに物語に入り込んで集中しすぎて恍惚となるときがあって、そんなときは楽しいんですけどね。

結局何もかもやっていくのは無理があって、小説に今まで以上に時間を割くなら、代わりに何かを削らないといけない。経済的問題があるので表の仕事を辞めるわけにもいかず、結局今年は読書の量を減らすことになりそうです。年々着実に減ってきてはいるんですが、今年はさらに意図的に絞ろうと思います。

映画は、まだ見ます。映画は時間が決まっていてずるずる引っ張られないのでいいですね。
ということで、無駄をそぎ落として機能美を追求する一年を目指します。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 23:59 | comments(3) | trackbacks(4) |
深夜映画惑星直列(ウソ)
うわあー今日の夜中のテレビ(関西版)!

4チャンネル「殺人の追憶」
8チャンネル「クイック&デッド」
10チャンネル「きょうのできごと」


いいの目白押しじゃないですか!ま、いくらでもDVD借りたり出来るんであまりCMのある地上波放送を見る気はないのですがね。
特に「殺人の追憶」は一昨年のハカタベストで見事ベスト1に輝いた作品なので、これを機に皆さんに見て欲しいです(「きょうのできごと」はその年の5位)。
ちなみに未見ですが気になる作品だった「いかレスラー」が同時間帯のテレビ大阪で!
ちなみにハカタは明日、劇場で見損ねていた「チーム・アメリカ ワールド・ポリス」を見ます。レンタルです。早いね。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 23:28 | comments(3) | trackbacks(3) |
あけましておめでとうございます
さて、年末は実家で過ごしてきました。完全な情報統制のもと、元日の夕方に自宅に帰還、夜中までかかって男祭りとダイナマイトをすべて見ました。あー疲れた。軽くその雑感。
男祭りはもう少し絞って短くしたほうが。いくらなんでも6時間近くは集中力が途切れる。個々の内容は、まず中村−近藤戦!なんであれで中村の勝ちなんだ? 途中放送カットされてたとはいえ、どう見てもあれは近藤でしょ。いくら外様とはいえ、菊田も含め、パンクラスの扱い悪すぎ。そう、菊田もまた柔道金メダリスト瀧本を子ども扱いにして終始圧倒し続け、寝技世界一ここにあり的な芸術的完勝だったのに、「極めきれなかった」というその一点のみで「菊田選手と瀧本選手に関しては、来年一からやり直してもらいたい。今のファイトぶりでは来年の大晦日出場は確約できないし、PRIDEのリングに上がってもらう確約は出来ません。」(榊原DSE社長)はないだろ! 単に嫌いなだけなのか? なぜあの内容で瀧本と菊田を同列に出来るのか。この評価はひどすぎ。
金子賢はまあ思ったより頑張ったんじゃないですか。フットチョークなんて面白い技高阪に解説されるまでわからなかったし、三角もすばやく取ってた。でも、それならなおのこと、ちゃんと他の大会に出て実績積んでから出てこいよ、といいたい。これ以上のレベルでプライドに出たくても出れない奴なんかごまんといるんだから。
メインはもう、ちょっとマイクで醒めましたね。「足折れちゃったよ」とか医者が診てもないのにオーバーに決め付けんなよ。やはりここはハッスルではなくプライドのリングなので、負けてぐずぐずリングの上で喋るのは潔くない。頑としてハッスルポーズを受けなかった吉田のほうが素敵でした。
というわけで、ベストバウトはシウバ―アローナ戦。これは気迫と技術が高いレベルで交錯した名勝負でした。2ラウンド目カットが信じられん。

ここでかなり疲れたのでK−1はざっと。こっちは相変わらず、レフェリングの意図が露骨過ぎ。たとえば武蔵−サップ戦。武蔵が1ダウン食らった上に反則攻撃でダメージありの絶体絶命。そこで武蔵の放ったキックで一瞬顔をしかめただけのサップにダウン宣告!おい!!めでたくダウンポイントでイーブン、反則攻撃分差し引かれて武蔵が判定勝ちしましたとさ。めでたしめでたし。アホか。
さらにKID−元気戦も、いくらなんでも止めるの早すぎでは。あれもKIDをスターとして売り出したい意図丸見えのいやなレフェリングでした。
それにしても所対ホイスを20分ノーカットで放送したのは快挙。こっちはこれだけで満足です。ある意味。
曙―ボビーはね…あまりにも曙がかわいそう。こんな試合曙にはカネ以外のメリットはまるでなく、やる気のなさも滲み出ていました。いくら弱いにせよ、こんな消費の仕方しなくても。見てられませんでした。
中尾―ヒーリング戦の試合前反則パンチは見たかったなーと思ってたら、ここにありました。直前の睨み合いでチュウしてしまった中尾に対し、切れたヒーリングがパンチ!うはは、なにをする!

というわけで、毎年この時期疲れます。特に男祭りはガチンコに対する集中力が続かないので、今年の年末はハッスルとの二部構成希望。
では皆さん、今年もよろしくお願いします。今年はストイックに生きるのが目標です。なんとか今書いている長編を形にするのも。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 罵詈淘奴(雑多なこと) | 19:19 | comments(4) | trackbacks(6) |