伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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<書評> 扉は閉ざされたまま
著者:石持浅海
出版社:祥伝社(ノン・ノベル)


大学時代の仲間が久しぶりにとあるペンションに集まり、主人公はそこで仲間の一人を殺害、部屋を密室化するというシーンから幕を開ける。
犯人は最初から判明しているといういわゆる倒叙もの。
綿密に計算して殺人を行う犯人のクールさと、冷静に状況を把握しながら推理していく探偵役の女性のクールさ、作品の根幹を成立させているこの二つの「クール」の微妙な書き分けが素晴らしく、スタイリッシュな表紙も含めてトータルデザインが非常にエレガントに、かつシンプルに決まっている佳作。
いや、これはいいぞ。過剰な意匠を剥ぎ取った素の『本格』っぷりが快感でした。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 00:05 | comments(7) | trackbacks(1) |

コメント
、手がかりが集まっていって事件の真相が判明、というオーソドックスな学園青春ミステリです(実も蓋もない書き方)。
| http://www.bannieres-en-ligne.fr | 2014/11/26 11:17 AM |

本作でも「ん?」と思うところもあるにはあったが、話作りにおけるトップダウンとボトムアップの兼ね合いが絶妙。
拍手拍手。
| http://www.livemylifelacoste.fr | 2015/06/30 6:45 PM |

ああ、それでも、やはりなんとなく乗り切れなかった。ラストはもう少しひねり方があったんじゃないだろうか、とか。残念です。
| http://www.ramonage-et-multiservices.fr | 2015/09/29 5:01 PM |

成年してからも、親友二人(今田、ふかわ)のコメディリリーフっぷりが中途半端で、この程度ならちゃんとした役者を使わないと、全体の品を下げるだけです。今田とふかわがかわいそう。
ああ、あと「〜でがんすぅ」という方言がまるでなくて、まったく普通の標準語だったのも興を殺がれました。
| http://www.antiquites-carrau.fr | 2015/12/02 6:31 PM |

うむむ、いやあおもしろかった!
| http://www.tevisat.fr | 2016/05/21 11:31 AM |

ノンフィクションごちゃ混ぜです。
| http://www.assistance76.fr | 2016/07/27 5:57 PM |

これからが実に気になる作家です。
| http://www.woodmade.fr0 | 2016/07/30 10:44 AM |

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本書評
本「強く生きる言葉」岡本太郎 より「成功」
| 本書評 | 2007/03/21 12:40 PM |