伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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最近読んだ本
竹本健治「ウロボロスの純正音律」(講談社)

実名作家が虚実に入り乱れるウロボロスシリーズ三作目。
竹本健治が漫画を描くために借りた『玲瓏館』にて起こる連続殺人。綾辻行人、京極夏彦、北村薫などによる推理合戦。
今回は、非常にまっとうな本格。え?ひねらないの?と思いつつ、それ自体が捻りであるかのようで、結果的に素直に面白かった。


ディヴィッド・J・スカウ「狂嵐の銃弾」(扶桑社ミステリー)

ヘンな本を訳させたら天下一品(笑)、夏来健次翻訳作品。
はははは、またもやヘンテコリンミステリ。これは面白い。ミステリ的にはかなりの捻りがあるのだが、実はストーリーにほとんど関係なかったりして、素晴らしい展開。しかし完成度はイマイチ。


島田荘司「犬坊里美の冒険」(カッパノベルス)

ハイペースすぎてちょっと荒くなってきた感のある大御所だが、これは面白かった。文章や表現としてはどうよ?ってところが結構あるのに、読み出すとものすごいリーダビリティ。すごいなあ。


他何冊か読んだけど、イマイチのものや、感想忘れてるものもあるので割愛。
来年はいっそう更新頻度が減るかも。その分表に出る仕事が増えればいいんですが。どうなるんだろう。
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 22:08 | comments(16) | trackbacks(22) |