伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
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<書評> 神狩り
著者:山田正紀
出版社:角川春樹事務所(ハルキ文庫)


およそ30年ぶりに出たパート2を読むために久しぶりに再読。
謎の古代文字から論理レベルの違う存在としての「神」の実在を確信する若き情報工学者。
協力者とともに人類の運命を操る神に対して戦いを挑む…。
「語りえないことに対しては沈黙しなければならない」というヴィトゲンシュタインのテーゼに真正面から挑む山田正紀のデビュー作。その瑞々しい感性が実に眩しい。
「それは、薊でなければならなかった」というオープニングは鳥肌もの。あっという間に世界に引き込まれます。
さて、ベテラン作家と化した著者が放つ「2」は如何に?
| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 書評 | 22:48 | comments(17) | trackbacks(0) |