伯方雪日の罵詈淘奴日記

罵詈淘奴=バーリ・トゥード=ポルトガル語で「なんでもあり」です
CALENDER
<< May 2005 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+RECENT TRACKBACK
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+LINKS
+PROFILE
+OTHERS
<映画評> お父さんのバックドロップ
監督:李闘士男
出演:宇梶剛士/神木隆之介/南果歩/生瀬勝久/南方英二


レンタルです。
いや、これはなかなかよかったです。
ドサ回りインディーレスラーの父を恥と思う少年。父は父としての誇りのため、世界最強の空手家に挑戦する…。
中島らもの原作は未読ですが、うん、これはアイデアの勝利。
リアルファイト系格闘技の定着により、プロレスやガチンコといった言葉の意味合いが、原作発表当時と今では相当にズレがあるのですが、あえてそのままで通し(舞台も1980年)、それが妙な昭和的郷愁を呼んでいい小道具と化してます。
宇梶剛士の見事なプロレスラーっぷりも素晴らしい。肉体が実に昭和レスラーなのよ(うまく表現できんが)。
そして子役の神木くん、かわいいなあ(笑)。
じいちゃん役の南方英二も、フロントスタッフの生瀬勝久もいい。
演出はさほど冴えてる感じはないのですが、キャスティングがいいから生き生きした映画に見えます。
面白かった!

| 伯方雪日(はかたゆきひ) | 映画評 | 23:06 | comments(14) | trackbacks(3) |